1. 働いていた会社の事情で、仕事をやめなければならなくなったわけですから、そのことを素直に話すことが大事かと思います。それに対して、特に違和感を持つとかいうことも全くないと思います。 参考:「前に勤めていた建築会社は、関係部門がプロジェクトが終わってから日本に戻りましたので、私はやめざるを得ませんでした。」
履歴書の中にどこで働いていたか、書いていると思います。日本人の場合はたいていの場合どうして辞めたの?前の会社のどこがいやだったの? とか聞きます(日本人の中には非常に気にする人がいます。給料でもめたのか?他の人たちとうまくやれないのではないのか?何か問題を起こしたのではないか? )
もしどうしてやめたのか聞かれた場合などは、事情を正直に説明し、新たな職場が必要になったことを言えばいいかと思います。(前の会社で学んだことを活かして次の会社に役に立ちたいとか話せばいいのです)
2.
会社がどういう人を求めているかをよく知る必要があります。 会計士なのか? 総務の人か? 営業の人か?勿論その基本的要求に答えなければなりません。会計士を求めてるのに、秘書になりたいとかいうのは論外です。面接に行く場合はその会社についてある程度研究しておくことです。
3.
これは文化論に近いかもわかりませんが、いまだ日本人は自分の給与がいくらかも分からない人が大勢います。(給与は会社が決めるもの、貰うものをもらうだけ。仕事より先にお金のことを話すのは卑しい。自分の価値をお金で図りたくないなど。これはいまだに精神構造の中に残っていることは否定できません。同じことを他人にも要求する場合が多いです。下記の点は留意のこと:
1)すぐに給与の話をすることが嫌われる。お金の話、条件の話なども、できるだけ穏便にあいまいな形でしか話をしない。 会社の組織の中で、たとえ社長でも自分の裁量が決められており、会社規則に反した、条件とか、給与交渉などは出来ない場合がほとんどである。
2)BACKGROUNDとか、学歴とか、経歴とかについて余計に話さないこと。日本の会社はむしろそれより、その人の素質を求めている。
3)いきなり高いポジシュンを求めるのはよくない。何においてもそうだと思うが、基礎ができていないと、上に上がられない。日本の会社では特にそういうふうに思われている。
4)印象を大事にする。外国人の能力を見抜くだけの力はないので、やはり会ったときの印象が大事。明るい人、礼儀正しい人、挨拶がキチンとしてくれた人、はきはき答えてくれた人。まわりの雰囲気に溶け込めそうな人。素直で要求度の激しくない人。(飛びぬけて個性の強い人とかは敬遠される。)
5)日本会社では飛びぬけた給与とか、他と違う特別な取り決めとか、条件とかは、余程のことがない限り期待できない。(そういう意味では本当に能力のある外国人を会社に引き止めておくことが難しい組織です)
自分は仕事を通じて何を求めているかということを整理する必要があります。 お金とか、昇進とかを目指した就職は似合わないのです。仕事を任される喜び。学んでいく喜び。皆で一緒になって目的に向かう楽しみなど。いまだこの種の精神論が大事にされる世界であることを充分しっておく必要があります。
以上ご参考までに。 |