面接試験はだれもが緊張するもの。しかし、前もってきちんと準備を行い、ルールとマナーさえわきまえていれば、それほど身構える必要もないのだ。 以下に面接に臨む際の心構えを 【面接の鉄則6カ条】 としてまとめた。いずれも、あなたらしさを面接官に伝え、面接を上手に進めていくための鉄則だ。 さあ肩の力を抜いて面接に臨もう。
【鉄則1】相手の視線を受け止める
面接とは、ある意味で、欲する人と売り込む人が真っ向からぶつかる真剣勝負ということができる。 いうなれば、意思のぶつかり合い。自信や意欲を感じ取ってもらうことがとても重要なのだ。せっかく立派な答えであっても、うつむいていては意欲は伝わらない。 まず、面接官の視線をまっすぐに受け止め、堂々と話そう。上まぶたに力を入れ、こめかみ付近の筋肉を心持ち引っぱりぎみにすると、自信に満ちた目が演出できる。
【鉄則2】明瞭簡潔に答える
面接官は、応募者の答えを受けて、さらに突っ込んだ質問をしようと待ち構えているものだ。 面接官の用意する先々の質問が読める場合もある。が、ここでは決して答えを先回りするようなことをしてはいけない。 一つの質問に明瞭簡潔に答え、次の質問を待つ。先読みした回答では、質問に答えたことにならないし、会話の呼吸を乱してしまうことにもなるのだ。ハキハキとテンポよく、会話のリズムを大切にしよう。
【鉄則3】過去より未来をアピール 自己を強く印象づけたいあまり、強引な実績の売り込みになったり、言葉の端々にゴリ押しが感じられるようだと印象は悪い。 ふだんの人間関係と同じことで、常に謙虚さは必要だ。面接官が期待するのは、あくまで未来である。 そのことを念頭に、過去の実績が、その会社の将来にどんなふうに役立つ可能性があるのかアピールしていこう。
【鉄則4】積極的な印象を与えよう
面接官が最も敬遠するのは、消極的で覇気の感じられないタイプだ。 ここで働きたいという積極性が伝えられなければ、その面接は失敗に終わる。積極性は言葉だけではなく、機敏な動作や身ぶりによっても表現することができる。言葉もハキハキと小気味よさを印象づけよう。
【鉄則5】知ったかぶりは失敗の元
知識の量が測られていると思うと、つい背伸びをしてしまいがちだが、すぐにボロが出る。 分からないことは分からないと答える方が、誠実な印象を与え、結果としてプラスになるだろう。
【鉄則6】一生懸命が基本
面接の受け答えは、必ずしもスマートである必要はない。 むしろ、多少たどたどしくとも、伝えたいという気持ちが前面に表れる方が、熱意や一生懸命さが感じられて、好印象を与える場合もある。 また、そうした態度からは、誠実な人柄も偲ばれる。こと面接においては派手なパフォーマンスを演じるよりも、飾り気のない純朴なタイプが受け入れられやすい。
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